



この記事の内容
- 暗記が嫌いな人に送るメンタル管理法
- 暗記を苦手から得意にする暗記術
- 復習が一番大切という事実
この記事は最長10分で読めます
こんな方におすすめ
- 暗記が苦手すぎてその教科のやる気が出ない方
- 定期テストでどうしても欠点を取りたくない部活生
- 受験に役立てる暗記法を知りたい
この記事の作者について
・2020年6月に開始した大学生ブロガー
・毎日5時間以上費やすブログ愛好家
・開始後3ヶ月で4桁の収益発生
「暗記が得意な人の気がしれない…」
「暗記力なんてどうしようもない」
そんなことを思ったことがありませんか??
結論から言うと”暗記するために大切なことは覚えることではありません”
”忘れないこと”なんです。
今回この記事では、高校三年生の頃に暗記ゲーとされる日本史で偏差値74を記録した僕が”暗記の根本的なこと”を説明して、暗記が苦手・嫌いという状況から得意・好きという状況に導けたいいなと思います。

この記事のもくじ
暗記が苦手な人は苦手意識が強すぎる
まずはじめに説明していくのが、暗記に対する苦手意識が強すぎませんか?ということです。


まず先に言っておきますが”暗記はヌルゲーです”繰り返します。暗記はヌルゲー。
こんな事を言うと「喧嘩売ってんの?」と怒りを覚えますよね。
しかし、これからこの記事は例え死ぬほど暗記が嫌いでも「暗記はヌルゲー」と心の中で思いながら読み進めて下さい。
理由は後ほど説明します。
では、暗記について僕の体験談を交えつつ説明していきますね。
暗記が苦手な人の特徴
・暗記は覚えるものとだけ思っている
・暗記ができないと思い込んでいる
・所詮は暗記だと過小評価する
この記事であなたにわかって欲しいこと。
それは”暗記において大切なのは覚えるものではなく忘れないこと”ということです。


苦手だと思っている人はよく”覚える事”ばかり工夫しています。
しかし、それでは「穴の空いたバケツに水を入れるようなもの」なんです。
では覚えなくてもいいのか?と言われたらそれは違いますが、覚えることに重きを置きすぎているから暗記が苦手になってしまう。
僕は小学生の頃からずっと暗記科目が大好きでした。なぜなら”覚えるだけで100点が取れるから”

そんな”The 文系”の僕がなぜ膨大な量の単語や人物・出来事を覚えることが出来たのかと言うと
”覚えることよりも忘れないこと”を優先して暗記をしていたからです。
もちろん覚える工夫も大切ですが、忘れてしまっては元も子もありません。


暗記が苦手→得意にするための暗記術
暗記はヌルゲーだと言ってきましたが、次に実際に僕が受験生のときにやっていた暗記術について説明していきますね。


僕がこれから説明する暗記法は基本暗記の要素がある教科なら通用します!
注意!
しかし数学・科学・物理のような計算が必要になる教科には通用しないことは分かっておいて下さいね

特に日本史や世界史などの歴史系、英単語や英文法、漢字や古文単語には効果は抜群です!
短期記憶を長期記憶にする暗記術
では暗記が出来ている状態である長期記憶にするにはどうすればいいのか。ということから説明していきますね。
こちらの【超簡単】1日10分で記憶力を高めるトレーニング法と習慣を説明しますという記事で記憶の仕組みについて説明しています。
「記憶の仕組みから知っておきたいよ」という方はこちらの記事から読んで下さい!
長期記憶にするポイント
・想像する
・日頃から視野に入れる
・とにかく繰り返す
例えば日本史の語句を覚えるとします。
簡単な例を出すと”1582年の本能寺の変”
これは小学生でも習うので覚えている方が多数ですよね。
この”1582年の本能寺の変”という出来事を頭の中で想像します。
では実際に織田信長が重臣であった明智光秀に裏切られて絶望しているシーンを頭で想像してみてください。
もっと詳しく
・この時できるだけリアルに想像するとより記憶に残りやすいです
(織田信長の顔はとても驚いている。明智光秀は心が穏やかじゃない。など)
このようにその出来事を”頭の中で想像して再現する”ということが暗記において大切です。

確かにこの方法では単語系には通用しません。
例えば「philosophy」という単語は「哲学」という意味の単語ですが、どう考えても想像することは出来ません。
主に単語系は何回も何回も繰り返して覚える以外ないですね。
正直僕は単語系は”どれだけ回数をこなしたか”だと思っていて、効率の良い覚える方法はたくさんありますが、結局単語帳を開かなければ覚えることは出来ないんです。


ここで2つ目のポイントである”日頃から視野に入れる”ということの説明をしていきます。
僕は基本通学の時間(往復2時間くらい)を使って単語の勉強をしていました。
英単語は毎日最低でも500個、古文単語も最低一章分と決めてやっていて、とにかくひたすら繰り返すことによって、暗記していきました。
心理効果に何回も繰り返すことで脳が重要な情報だと判断して長期記憶にする「単純接触効果」というものがあるように、単語も同じです。
毎日同じ単語を繰り返して見ることによって、次第に脳が重要な情報だと判断してくれ、長期記憶になります!努力をする人は努力を「努力」だと思わず「当たり前」と思っているから結果が出ます。
この時”完璧に覚えなくてもいい”です。
1つ1つの単語を完璧に覚えるより、曖昧の記憶でいいからとにかく量をこなす。ということが大切になってきます!
そして僕はさらに”お風呂に覚えておきたい語句をシートに書いて貼っておく”という事をしました。
さすがにお風呂に入る間も惜しんで勉強するという人はいないはずですが「お風呂に入っているときでも少しくらいなら勉強したい」って思っている方は少なくないかと思います。

僕はお風呂くらいはリラックスしたいなと考えていたので、壁に貼れるシートに日本史の年号を書いていました。
そうすることでぼーっとしていても目に入るようになり、何日か経てば覚えることが出来ます。
湯船に浸かりながら見るだけでも覚えるのならやって何の損もないですね!
注意
リラックスできないのであればしない方がいいです!
お風呂の基本的な目的は”リラックスして疲れを取ること”ですので、気を張ってしまうという方は無理にやらないで、自分の部屋やトイレにに貼っておくといった工夫をしてもいいですね!
僕が実際に使っていたのはこんな感じの単語シートです!部屋やトイレに貼るならノートの切れ端で十分ですね!
周りと差をつけるためには”少しの工夫”と”精一杯の努力”です!

暗記において最も大切なのは忘れないこと
”忘れない”これが僕が今回この記事で一番伝えたい事です。


”忘れない”ために一番大切なのが復習です。
暗記が苦手だと思っている人は「暗記は覚えるもの」と考えていることが多く、だから「底に穴が空いているバケツ」という状態なのです。
復習をすることでバケツの底を作り出し、知識を最大限にフル活用することはそれほど難しいことではありません。
ポイント
大切なのは”復習をするタイミング”と”復習をする時間”の2つだけ
この2つのポイントを押さえることで”暗記は限りなく得意になる”といっても過言ではないでしょう!

”忘れない”ための復習のタイミング
注意!
・復習をするのは前提だと考えて読み進めていってください
まず恐るべき事実を紹介します。
人は復習をしないと1ヶ月で約80%を忘れてしまうことが明らかになっています。
これは”エビングハウスの忘却曲線”というデータの結果です。
この”エビングハウスの忘却曲線”についてはこの記事の冒頭で紹介した記事で詳しく説明していますので省略させて頂きますが、この結果は復習の大切さを物語っており、人間は1ヶ月で約80%、1日でも60%近くを忘れてしまうのです。
どれだけ日本史の教科書を必死に覚えても、復習をしなければほとんどが水の泡になっていきます…
それだけは避けたいですよね。
そこで説明するのが”エビングハウスの忘却曲線”を応用した復習のタイミングです。
復習のタイミング
復習を行うのは「1日後」「1週間後」「1ヶ月後」です!

このタイミングはメンタリストであるDaiGoさんも実践していて”より忘れない”復習メソッドです。
簡単に理論を説明しますと”エビングハウスの忘却曲線”では1日復習しなかっただけでも”60%近く”を忘れてしまうので1日後に復習する。
そして1週間後に軽いテストの感覚で復習する。
最後は長期記憶になったかを確認するために1ヶ月後に復習するということです。


僕は”まとめノート”を作って毎日何ページするか決めて復習していました。寝る前に!!
では次に”復習をする時間”について説明していきますね。
復習をする時間は一択です
先ほど僕は”寝る前”を強調しました。
気づかなかった方もいるかもしれませんね(笑)
実は復習というのは「寝る前」に行うことで記憶力の定着スピードを格段にあげてくれます。
記憶というのは寝ている間にされるものなので、寝る直前に情報を脳に伝えることで脳が覚えるべき情報と判断してくれます。
それを繰り返すことで長駆記憶になっていくのです。
受験期であっても「睡眠はしっかり取れ」と言われているのはきちんとした根拠があるからなんですね。

そして、寝る前の暗記術として説明するのが”インターリーピング睡眠”というものです!
この”インターリーピング睡眠”は寝ることで脳が記憶を整理してくれるということを利用しています。
インターリーピング睡眠のやり方
① 寝る前に復習する
② 寝る(ぐっすりおやすみ)
③ 朝起きてもう一度寝る前に復習したところを見返す
④ 続きをする
これだけです!
僕が今回説明した”復習のタイミング”と”インターリーピング睡眠”の2つを毎日取り入れれば、これまでの暗記効率を何倍も上げることができ
これまで「暗記が大嫌いだった方」も僕のような「暗記大好きマン」になれます!

暗記が苦手→得意にする暗記術のまとめ
ではここまでの内容のポイントをまとめていきますね。
暗記が苦手な人の特徴
・暗記は覚えるものとだけ思っている
→ 暗記は復習が全て
・暗記ができないと思い込んでいる
→ できない人なんていない
・所詮は暗記だと過小評価する
→ 暗記さえできれば偏差値70も超える(日本史)
長期記憶にするポイント
・想像する
→ できるだけ細かく
・日頃から視野に入れる
→ お風呂やトイレに貼っておく
・とにかく繰り返す
→ 復習が全て
復習のタイミング
復習を行うのは「1日後」「1週間後」「1ヶ月後」
インターリーピング睡眠のやり方
① 寝る前に復習する
② 寝る(ぐっすりおやすみ)
③ 朝起きてもう一度寝る前に復習したところを見返す
④ 続きをする


今回は暗記が苦手な方に向けて”根本的なことから復習の方法”までを説明してきました。
この記事を読んでみていかがだったでしょうか?
「思っていたより単純だった」
「もっとテクニックを説明していると思った」
「復習なんて目もつけていなかった」
とひとりひとり違った感想はあると思います。
暗記が得意になる方法は”復習を正しいタイミング・正しい時間でやっているかどうか”
ただそれだけなんですからね!
暗記マスターになれば得することだらけですよ!応援しています。
また別記事では「定期テストで赤点だけは避けたい」という方に向けたテスト当日だけの暗記術についても記事にしていく予定です。
この記事と違って”1日のみの暗記術”ですので追い込まれた時にフル活用してください!

最後になりますが、この記事を読んでくださった皆さん本当にありがとうございました!
もしこの記事を読んで「少しでも良いな」と思ってくださった方はこのブログのブックマークをよろしくお願いします!
また次回の記事でお会いできることを楽しみにしていますね。